しつけの知恵

今日読んだ本は

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『しつけの知恵
手遅れにならないための100の必須講座』

多湖 輝 著

PHP文庫


4年以上前に買って、その時一度読んだことある本。
タイトルの通り100の知恵がそれぞれの項目に別れていて、ひとつひとつは短い文章なのでとても読みやすい。
読んだ感想とおすすめのポイント、印象に残った言葉を書いとく。
一応ネタバレ…と言うか、物語ではないのでネタバレも何も無いが
本の中の内容そのまま紹介する部分もあるよー、と先に断っておく。
…ま、このブログの目的は、それ、なんだけど。




















さっきも言ったように、短い文の集まりで出来ているこの本。

・親の言うことを素直に聞かせる10の知恵
・我慢することを教える10の知恵

と言うように、その目的別に10個ずつの知恵が紹介されているので、目次を見れば自分の知りたい情報を簡単に探すことができる。
今子育てしている人なら間違いなく、読んで損はない。
子供がいない人であっても、恋人や友人や職場での人間関係に活かせそう。

実際僕には1人子供がいるが、前に一度読んで頭に残ってたことを自然と実践してきて、とても良い方向に向かっていることがある。
例えば、「いい生活習慣を身につけさせる10の知恵」という項目で紹介されている
“「ご飯」という要求は、「ご飯ちょうだい」と言い直させる”
という知恵で、ざっくり言うと
幼い子供の話し方の特徴として、「ぼく みよちゃん こうえん いった」のような単語での表現になりがちなのだが、
それをきちんとした文章に組み立て直し、
「ぼくは、みよちゃんと公園に行ったのね」
などと繰り返して聞かせると良いというものだ。
ふつうの母親なら無意識のうちに上記のような訂正をしているが、それを意識的に、
たえず接続語を補った表現で子供の言葉に反応してやることで、早くしっかりとした言語能力を身につけさせられるという。
接続語だけじゃなく、子供の「ごはん!」という要求に「ご飯がどうしたの?」と聞いて
「ご飯が食べたい」などとちゃんと主張出来るように促してやること。
正しい話し方は筋道立った考え方の母体、だそうっす。
これをね、無意識にやっていたと思う。
今僕の子供は2歳5ヶ月だが、周りと比べても随分はっきりとした文章で話が出来ている。
発音もはっきりとしているし、
この、発音に関しては別の項目でも語られているが、
赤ちゃんに対して、赤ちゃん言葉じゃなくきちんとした発音で話しかける、というのが肝なのだ。
赤ちゃんは、僕たちの話す言葉を聞いて、話し方を覚えていく。
だからこっちが「おいしいでちゅね~」とか、ばぶ~みたいなノリで話しかけていると赤ちゃんもいつまでたってもばぶ~なのである。
この、言葉を話せないうちから大人の言葉で話しかけると良い、ってのは最近ではもう常識になりつつあるよね。
別に他の子と成長具合を比べて優劣をつけるつもりもないし、早いからいい遅いからダメなどとも思わないけどね。
ただ事実としてそうである、という事と、
単純に、自分の子がすくすくと
そりゃもうすくすくと、
どんどん新しいことを吸収して、毎日新しい言葉を覚えていって、図書館で借りて何度か読んだだけの絵本の内容をうっすら暗記していて1人で読んでいたとしたら!
もう声を大にして喜びを表現せずにはいられない訳ですよ!


少し脱線したが。
以前読んで、そうやって頭に残っていて無意識(?)のうちに活用出来ていることもあれば、
まったく覚えていないものや
読み返して、あーあったあった、と思うものの実際には上手く自分自身で体現?できないものもあったりする。

んーと、上手く纏まらないんだけど

速読の練習のためによんでるけど
結構いいよ!ってことかな!
なんか支離滅裂だけど(笑)
今まで僕は、本を読むとき一字一句、逃さず読みたいタイプだった。
たとえ語尾の~~でした。みたいな予測できる場面での“でした”ですらはっきりと心のなかで唱えないと、なんだかもやっとしてしまって。
速読トレーニングの本にも書いてあったんだ、「読みとばすことへの罪悪感」みたいなのがあって、つい読み返してしまう人も多いって。
だけど、これは速読の練習なんだ!って自分のなかで折り合いをつけたら、なんだかすげー気が楽で(笑)
覚えている部分は流し読みで、特に必要ない情報(どこ大学の何とか教授とかいう地名とか肩書きとか)はもうふわっとした形だけの認識で。
そういう地名とかって耳馴染みがないから中々頭に入ってこないし、漢字の羅列が続くと今までだったらほんとに一文字ずつ追っていってたけど、
今は、
人の名前ねー、とか
そういうことしてる団体ねー、とか
国ねー、くらいで全然意味理解できるし!
なんか、目から鱗なかんじですよ。

ああ、まったく本の内容ではないな。
じゃあ最後にね、もうひとつ、今日の本のなかから紹介したいのですよ。
これは、ものすごい納得するんだけど、ついついやってしまうっていうか、僕がこれからなおしていきたいなって思うこと。

「子どもに自信をつけさせる10の知恵」の項目から
“たとえ謙遜でも子どもの欠点を第三者に話さない”

というものなんだかど、これ、やってしまうんだな~~…。
人から我が子を誉められたときに、「でもすごく甘えん坊なんですよ」とか「嫌々ばっかり言ってたいへんなんですよ」みたいに言ってしまうんだよー!
なんでかって、自己分析だけど、照れ隠しのようなものだろうか。
我が子が誉められると嬉しい、とっても嬉しい、だけどちょっと恥ずかしい、なんで恥ずかしいって、自分もまったくそのように思っているから?
本当は自慢したい、この子は本当に凄い、賢い、本当に可愛い、誰よりも可愛い、って思いが瞬時に飛び出てきて、だけどそんなこと言えない、言いたいけど恥ずかしいやら申し訳ないやらで言いたくない、
そんな思いが渦巻く胸中をさらけ出さないために、とっさに口をつくのが我が子をけなす言葉になってしまう。。
こんな感じだろうか。
まーまだうちの子は小さいからね、なんとも言えんが。
でもだからこそ、幼いうちから何度も聞かされた言葉は暗示となって影響を及ぼす。
「自分はダメなんだ」と思い込むようになってしまう。
親が第三者に対して言った言葉は、直接子どもに対して言った以上に、子どもに大きな影響を与える、というのは覚えていなくては、と思う。
本書では、この心理を逆手にとれば第三者との会話が子どもを伸ばすいいチャンスになるとしている。
それもその通りだと思うし、
何より、誰に対してでも自分の存在を誇らしく自慢してくれる親、というのがこども本人にとって精神的成長の糧になるんじゃなかろうか、と思ったりする。
ので、これから、ばんばん!自慢して…いきたい…
難しいけどね。難しく感じちゃうけどね。
自慢して煙たがられないか、とか考えちゃうけどね。
とにかく!謙遜してけなすのはやめる!
そして徐々にステップアップしよう。
そうしよう。

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